ヤクルトスワローズのエースは小川泰弘
プロ野球の投手の中でも小柄なのが、ヤクルトスワローズのエースピッチャー小川泰弘投手です。身長170センチそこそこの小柄な体一杯使ったダイナミックな投球フォームは多くのファンを魅了しています。昨年リーグ制覇したヤクルトスワローズの優勝の原動力となりました。
小川投手は高校野球時代は無名でした。大学野球時代、その小さな体をどのように使えばいいボールが投げられるか研究した結果、米大リーグのノーラン・ライアン投手の著作に出合い、その本から現在の投球フォームを自分で考えました。現在のフォームに変えてからめきめきと頭角を現し、大学球界に小川ありと評判になりました。
プロ野球に入ってからも安定した成績を上げ、3年連続2桁勝利をあげています。決して恵まれた体ではありませんが、自分の体にあった投球フォームと投球術を研究していることは素晴らしいことです。ヤクルトスワローズには小柄な投手が活躍する伝統があるのです。
大柄な投手が豪速球をビュンビュン投げ込んで、三振をバッタバッタと取るのもプロ野球の醍醐味ですが、小柄なピッチャーが投球術を駆使してバッターをアウトにするのも楽しいものです。とくにひいきチームの投手の活躍にはうれしくなるものです。小川投手はファンから「ライアン小川」と呼ばれています。キャンプからオープン戦に移り、もうすぐプロ野球は開幕を迎えます。ヤクルトスワローズは小川投手ら豊富な投手陣を擁して連覇を目指します。