サウスポーエース 吉川光夫
野球というのは一試合にかかる時間が長いので、見応えがある一方で少し間延びしてしまうということも少なくありません。
吉川光夫は2007年より北海道日本ハムファイターズに所属する、MAX152km/hのストレートやスライダーを得意とした左投げの投手です。2007年には4勝、2008年は2勝するも制球力に欠け二軍落ちし、その後2009年から3年間勝利を収めることができませんでした。しかし2012年には自身初の2ケタ勝利となる14勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを取りました。
ダルビッシュ有が去ったあとの球団エースとして、その地位を確立したかに思われましたが、2013年はローテーションを守りながらも成績は振るわず、2014年には自身の不振と若い投手にローテーションを奪われなかなか登板の機会がありませんでした。2015年は好調をキープし、シーズン11勝を挙げ、右の大谷翔平、左の吉川光夫として日ハムを引っ張る存在になりました。
この年に行われたプレミア12の日本代表第一次候補に選ばれるものの、選出には到りませんでした。しかし日本プロ野球界のサウスポーエースになれる力は充分に持っている選手です。
日ハムのローテーション争いも激しさを増す中、今後どのような投球を見せてくれるのでしょうか。未来を占う今シーズンのプロ野球に注目です。